彦根城の内堀で石垣一部崩落 4日間で150ミリ超の雨影響か

今月14日から断続的に150ミリを超える雨が降っている彦根市で、17日朝、彦根城の内堀の石垣の一部が崩れているのが見つかりました。
けがをした人はいませんでした。

崩れた石垣は彦根城西側の内堀にある、「米蔵水門石垣」と呼ばれる石垣で、高さ3.7メートル、幅7メートルわたって崩れ、石垣の一部は水堀の中に沈んでいます。
17日朝8時ごろ、通勤のために通りかかった彦根市の職員が見つけたということです。
けがをした人はいませんでした。
気象台によりますと、彦根市では3日前の7月14日から断続的に雨が降り続き、16日夜も午後8時半までの1時間に18.5ミリのやや強い雨が降るなど、14日の降り始めから17日午後3時までに158.5ミリの雨を観測していました。
彦根市は、16日夜から17日朝にかけての雨で石垣が崩れたとみて、石垣の近くを立ち入り禁止にしました。
彦根城の石垣を含む城跡は国の特別史跡に指定されていて、彦根市は、今後、文化庁などとも相談したうえで修復に向けた対応を検討することにしています。