長浜 小学校の黒板に児童別注意回数 市教委“配慮欠く指導”

長浜市の小学校で、教員が児童を注意した回数を黒板に書き出し、注意が重なると黒板の書き写しなどを課していたことがわかりました。
市の教育委員会は「配慮が足りない指導だ」として小学校の校長などを注意しました。

長浜市教育委員会によりますと、ことし5月中旬、市内の市立小学校で2年生の担任の教員と補助教員が、黒板の端に貼ってあるクラスの児童の名前のマグネットの横に、授業中にしゃべったり立ち歩いたりして注意した回数を「正」の字で書き出していたということです。
そして、3回注意した児童には、休み時間に5分間、黒板の書き写しや読書などを課していたということです。
先月末(6月)に保護者から市の教育委員会に連絡があり、校長と教頭を口頭で注意するとともに、中止させたということです。
また、学校側は保護者に謝罪したということです。
長浜市教育委員会は、「からかいやいじめにつながる配慮が足りない指導だと認識している。同じようなことが起きないよう市内の小学校や中学校に注意喚起した」と話しています。