土石流の米原 伊吹地区で再び土砂災害 道路が土砂に覆われる

今月1日に土石流の被害があった米原市伊吹地区で、15日夜に再び土砂災害が発生しました。
集落の道路が土砂で覆われ、16日、撤去作業が行われました。

米原市では15日夜7時半ごろ大雨警報が出され、昨夜8時40分までの1時間に22.5ミリの強い雨が観測されました。
米原市によりますと、この雨で、今月1日に土石流が発生した伊吹山の谷筋で土砂が再び流れ出し、午後9時前には、伊吹地区の集落を走る道路などに流れ出たということです。
土砂の流出によるけが人はいないということですが、市では、15日の夜遅くから集落内に土のうを設置したり、土砂を取り除いたりして対策にあたっています。
一夜明けた16日の昼前も、集落では大型機械を使って道路に流れ出た土砂の撤去作業が進められていました。
集落の近くには伊吹山から流れ落ちてくる土砂を防ぐ滋賀県の砂防えん堤があり、今月1日の土石流のあと、たまっていたおよそ200立方メートルの土砂を取り除いたということですが、えん堤は、再び土砂で埋め尽くされている状態だということです。
このため県は、改めてえん堤の土砂を取り除く作業を進めています。