大津「光る君へ」大河ドラマ館 入館者10万人達成で記念式典

NHKの大河ドラマ、「光る君へ」の衣装や小道具などを展示した大津市の「大河ドラマ館」の入館者がオープンから5か月足らずで10万人に達し、25日、記念の式典が開かれました。

「大河ドラマ館」は「光る君へ」の主人公の紫式部が源氏物語の構想を練ったとされる大津市の石山寺の境内にことし1月末から設けられ、衣装や小道具などが展示されています。
25日、オープンから5か月足らずの149日目で入館者が10万人に達し、記念の式典が開かれました。
式典では10万人目の入館者で台湾から訪れた40代の女性が大津市の佐藤市長とともにくす玉を割って祝いました。
挨拶した佐藤市長は「大津市の歴史をはじめ、源氏物語、紫式部と石山寺との関わりを知ってもらえたら」と話していました。
10万人目の女性は「本当にうれしいです。大河ドラマは台湾でも放送されていて人気です。『光る君へ』をきっかけに初めて大津を訪れました」と話していました。
大津市などは当初、来年1月末までの期間中の入館者の目標を10万人としていましたが、先月(5月)、16万人に目標を引き上げています。

【ドラマ館に訪れた人は】
大津市の60代の女性は「大阪から友達が来たので、『ぜひここに』と誘って、喜んでもらえました。わかりやすい映像もあって、楽しめました」と話していました。
栗東市の80代の男性は「近くに来たら展示会をやっていたので来ました。毎週、見ているので衣装とかサインがあって良かったです」と話していました。
大阪府枚方市の70代の男性は「展示はとても良かったです。これまでの大河ドラマと違って合戦のシーンがなく、非常に絵画的、美術的で、これからの終盤も楽しみです」と話していました。