県職員の名刺 多くが自己負担 三日月知事「あり方検討を」

県の職員の名刺がほとんど自費でまかなわれていることについて、三日月知事は「どういうルールで負担するのがいいか考えていきたい」と述べ、負担のあり方を検討するよう担当者に指示しました。

県によりますと、県の職員が公務で使う名刺は、知事や副知事、それに部長などの幹部職員のほか、名刺をよく交換する「観光振興局」や「国スポ・障スポ大会局」の職員は公費で負担されていますが、そのほかの職員は自費でまかなっているということです。
たとえば「知事公室」に所属する職員の場合、年間300枚ほどの名刺を使い、およそ9000円の自己負担だということです。
こうした負担のあり方は長年の慣習で、明確なルールはないということです。
この名刺の慣習について、三日月知事は3日の記者会見で、「県職員というのは県庁のルールに染まりすぎて、世の中と違うこともあるかもしれない」としたうえで、「すべて一律と言わないまでも、どういうルールで負担するのがいいのか考えていきたい」と述べ、負担のあり方を検討するよう担当者に指示しました。