下水処理場の汚泥を肥料に 1日から販売開始で記念式典 高島

高島市にある県の下水処理場で、処理の過程で出る汚泥から作られた肥料の販売が始まるのを記念した式典が31日、現地で開かれました。

「高島浄化センター」は家庭などから流れ出た下水をきれいにしている県の処理場で、下水処理の過程で大量に出る汚泥を有効活用しようと、ことし2月、汚泥から肥料を作る施設を完成させました。
肥料が6月1日から販売されるのを前に31日、記念の式典が開かれ、県やセンターの関係者などおよそ30人が出席しました。
式典では完成した肥料が紹介され、肥料の「肥」の字が「こえ」、「こやし」と読めることから「おうみっ肥(こ)」という愛称がつけられたことが発表されました。
「高島浄化センター」では1日あたりおよそ10トンの汚泥が出ていて、この汚泥を、微生物の力で発酵させたり、脱臭したりして「粉末」と「ペレット」の2種類を作るということです。
31日は式典のあと先行販売が行われ、地元の人たちがさっそく肥料を買い求めていました。
高島市の70歳の男性は「家庭菜園でトマトやエンドウ豆を育てているので、この肥料を使おうと思う」と話していました。
高島浄化センターを管理する県北部流域下水道事務所の藤原誠典係長は「肥料はにおいも出ず、リンや窒素を含んでいて一般の肥料のように使ってもらえるので、多くの人に広めていきたい」と話していました。