ことしのびわ湖大花火大会 有料自由エリアの受け入れ大幅拡大

滋賀県の夏の風物詩「びわ湖大花火大会」の実行委員会はことしの実施計画をまとめ、料金が比較的安い「有料自由エリア」の人数を大幅に増やし、より多くの観客が決められた有料スペースから楽しめるようにするとしています。

ことしの「びわ湖大花火大会」は8月8日に開催され、去年と同じ規模のおよそ1万発の花火が打ち上げられる予定です。
実行委員会はことしの実施計画をまとめ、6000円から6万円までの価格帯の「有料観覧席」を去年より7000席減らして2万9000席にするとしています。
一方で、1人あたり4800円と比較的安く、地面に腰を下ろして楽しんでもらう「有料自由エリア」の受け入れを去年より2万1000人増やし、3万3000人にするということです。
これについて実行委員会では「決められた有料スペースでの観覧を増やし、リーズナブルな価格で楽しんでもらいたい。それに加えて、有料スペースに入れない人たちが周囲にとどまり、地元の住民に迷惑が及ぶことを少しでも防ぐことができればと考えている」としています。
大会をめぐっては、地元の自治連合会が、会場周辺の混雑や観客のマナーの悪さなどを理由に去年の大会前に開催反対を表明する事態となった経緯があり、実行委員会は「必要な警備や誘導対策をとり、住環境への影響を緩和するよう努める」としています。