大河ドラマにあわせ源氏物語の切手発売 大津・石山寺で贈呈式

NHKの大河ドラマ「光る君へ」の放送にあわせて、県内の郵便局で源氏物語の世界が描かれた切手の販売が始まり、23日、大津市の石山寺で贈呈式が行われました。

贈呈式は、「光る君へ」の主人公 紫式部が「源氏物語」の構想を練ったとされる大津市の石山寺で行われ、日本郵便の担当者から石山寺の鷲尾龍華 座主と大津市の佐藤健司 市長に切手シートが手渡されました。
切手は84円切手が10枚で1つのシートになっていて、「紫式部図」や「源氏物語図屏風」、「源氏物語絵巻」など石山寺に所蔵されている文化財がデザインされています。
切手は1シート1400円、2050シート限定で、県内すべての郵便局で23日から販売されているほか、25日からは日本郵便のオンラインショップでも販売されるということです。
日本郵便近畿支社の真鍋智秀 郵便・物流営業部長は「手紙を書く人が減少傾向にある中で、この切手を使って手紙をたくさん出してほしい」と話していました。
鷲尾座主は「石山寺のあまり知られていない源氏絵が世に出て見てもらえるのはうれしく思う。源氏物語のように手紙で交流することを追体験してもらいたい」と話していました。