巨大なたいまつ燃やし豊作祈る「弓削の火祭り」 滋賀 竜王町

長さ6メートルほどもある巨大なたいまつを燃やして、ことし一年の豊作を祈る「弓削の火祭り」が竜王町で行われました。

「弓削の火祭り」は竜王町弓削地区にある小日吉神社の伝統行事で、一年の豊作などを祈って毎年、5月1日に行われています。
1日は午後8時半ごろ地元の自治会のメンバーなど50人が集まり、境内で神事が行われた後、太鼓やかねが打ち鳴らされるなか、花火が次々に打ち上げられました。
続いて、長さが6メートルほどもある2本のたいまつに火がともされました。
形が異なる2本のたいまつはいずれも竹の骨組みに縄を巻きつけるなどして作られていて、訪れた人たちは巨大なたいまつが夜空を焦がす幻想的な光景に見入っていました。
竜王町弓削自治会の坂田伸之会長は、「無事にたいまつが奉納できて喜んでいます。今後も弓削の伝統を守って火祭りを続けていきたいです」と話していました。