ビワイチの“難所” 高島 白鬚神社前に自転車専用通行帯

びわ湖を自転車で1周する「ビワイチ」のコースとして指定されている高島市の白鬚神社前の国道の一部に、県内で初めて自転車専用の通行帯が設けられ、25日、警察官が観光客らに安全な通行を呼びかけました。

「自転車専用通行帯」が設けられたのは、高島市にある白鬚神社前を通る国道161号線で、「ビワイチ」のコースとして指定されていますが、車の交通量が多いうえに道幅が狭く、「ビワイチの難所」ともされています。
自転車の安全を守ろうと、今月(4月)上旬、高島市の白ひげ浜水泳・キャンプ場北側丁字路から大津市の北小松漁港入口交差点までのおよそ5キロの南に向かう車線に、県内で初めて自転車専用通行帯が設けられました。
「自転車専用通行帯」では自転車は自転車専用レーンを通行しなければならず、自動車やバイクは走ることが禁止されています。
現場にはこれまであったビワイチのコースを示す青色の線に加えて、新たに道路標識と道路上に「自転車専用」という文字などが設けられました。
25日は7人の警察官が白鬚神社の境内やその周辺で観光客などにチラシを配り、注意を呼びかけていました。
高島警察署交通課の藤原 健 課長は「車がはみ出したりバイクが渋滞を横からすり抜けたりしないよう、自転車専用通行帯ができたので、必ず決められた通行帯を走ってもらいたい」と話していました。