草津市の人口14万人に 記念のセレモニー

人口の増加が続く草津市で、24日、初めて人口が14万人に達し、記念のセレモニーが行われました。

14万人目の市民となったのは、草津市に住む春日達至さんの世帯に今月(4月)生まれた赤ちゃん、和誇(わこ)ちゃんです。
この日、市役所のロビーで記念のセレモニーが行われ、橋川渉 市長から和誇ちゃんの父親の春日さんに14万人目の認定証や花束が贈られました。
草津市は、比較的安い住宅価格と交通の利便性の高さから大阪や京都のベッドタウンとして人気を集めています。
14万人目となった和誇ちゃんの父親の春日さんも、2年前に長野県伊那市から妻が住む草津市に移住してきたということで、「何でもある都会でびっくりしています。子育てしやすい街だとも聞いているので、これからも楽しみです」と話していました。
草津市は、昭和29年の市制施行以来、これまでほぼ一貫して人口が増え続けてきましたが、その草津市でも6年後の14万7000人をピークに減少に転じると推計されていて、草津市広報課の山本一成課長は「これからも市民が健やかに暮らせるようなまちづくりをしていきたい」と話していました。

【人口3万人から14万人に】
草津市の人口は昭和29年の市制施行当時、3万人あまりでした。
それが昭和40年代以降、急速に増え、昭和46年に5万人、昭和49年に6万人、昭和52年に7万人と3年に1万人のペースで増加しました。
そして、平成6年、市の南部に、立命館大学びわこ・くさつキャンパスとJR南草津駅が開設され、その翌年には人口が10万人に達しました。
さらに平成9年にはJR草津駅前に近鉄百貨店の草津店がオープン。
2年後の平成11年には人口11万人となりました。
ただ、その後は増加の速度が鈍りました。
▼12万人となったのは10年後の平成21年。
▼13万人となったのは6年後の平成27年でした。
そして24日、13万人目から9年を経て14万人に達しました。
県によりますと、令和以降、県内では守山市でも人口が増え続けているということですが、増加率は草津市のほうが高いということです。