びわ湖大花火大会 去年異例のお願いに知事「出し方に反省点」

この夏も去年と同じ規模で開催されることになった「びわ湖大花火大会」について、三日月知事は「去年のメッセージの出し方は反省点が多かった」と述べ、混雑緩和などのために発するメッセージの内容や発信方法を検討していく考えを示しました。

滋賀県の夏の風物詩、「びわ湖大花火大会」について実行委員会は今月17日、ことしの大会を8月8日に開催し去年と同じおよそ1万発の花火を打ち上げる予定だと発表しました。
去年は、混雑やごみの放置などに対する住民の不満の声に配慮して、実行委員会が「有料観覧席のチケットをお持ちでない方は来場をご遠慮ください」という異例のお願いを、関西の主要な駅の電子看板に表示する対応を取りました。
これについて実行委員会の総裁も務める三日月知事は、23日の会見で「去年のメッセージの出し方は反省点が多く、想定以上にネガティブなメッセージとして受け止められてしまった。基本的にウェルカムなので、まごころのこもった賢い発信ができるように考えていきたい」と述べて、メッセージの内容や発信方法を検討していく考えを示しました。
そのうえで、「地域住民に対してどういう配慮が必要なのか、工夫ができるのかは、なお残る課題なので、丁寧に考えていきたい」と述べ、地域住民に配慮しながら開催したいとしています。