加藤登紀子さん参加「びわ湖音楽祭」6回目のことしで閉幕へ

びわ湖の美しい情景を歌った「琵琶湖周航の歌」を次の世代に受け継ごうと、この歌をカバーした歌手の加藤登紀子さんなどが参加して開かれてきた音楽祭が、ことし夏の開催を最後に幕を閉じることになりました。

「びわ湖音楽祭」は、いまの京都大学のボート部の学生が作詞したとされる「琵琶湖周航の歌」が誕生してから100年となった7年前(平成29年)に始まり、歌手の加藤登紀子さんや地元の合唱団などがこの歌を合唱するのが名物となってきました。
22日、加藤さんや音楽祭の実行委員会が県庁で会見を開き、ことし7月に近江八幡市文化会館で開催する第6回目となる音楽祭を最後に幕を閉じると発表しました。
ことしの音楽祭の特別ゲストには、滋賀県出身のアーティスト、西川貴教さんを招くということです。
実行委員会の中谷満代表は「歌が6番まであるので音楽祭を6回やろうというのが大きな目標だった。最後は集大成として関わった人たちの思いを込めて歌いたい」と話していました。
曽祖父が守山市出身という加藤さんは「最後となる今回は、出演者や来客者とともに歌を大合唱したい」と話し、会見の最後にみずから「琵琶湖周航の歌」の1番を歌い上げました。