豪華な曳山とお囃子の競演「水口曳山祭」 甲賀

豪華な曳山がお囃子にあわせて巡行する「水口曳山祭(みなくち・ひきやままつり)」が20日、甲賀市で行われました。

このまつりは、甲賀市の水口神社に江戸時代から伝わる五穀豊穣を願う春まつりで、高さおよそ6メートルの曳山7基が町の中心部に集まりました。
はっぴ姿の人たちは笛や太鼓、かねなどが奏でる独特のお囃子「水口ばやし」に合わせて、およそ1キロ先の水口神社に向かって曳山をひきました。
通りや神社の境内には勇壮なお囃子ときらびやかな曳山の競演を楽しもうと大勢の人たちが訪れ、お囃子に合わせて手拍子を送ったり、掛け声をかけたりしていました。
曳山の上に飾られた人形は、昔から引き継がれてきたもののほか、新たに作ったものもあり、ことしはNHKの大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部の人形も登場しました。
曳山の上でお囃子を演奏した10才の男の子は「初めて曳山の上で大太鼓を演奏しました。緊張したけれど楽しかったです」と話していました。