大河「光る君へ」にあわせ 紫色の特別電車が運行開始 大津

NHKの大河ドラマ「光る君へ」の放送にあわせて、紫式部にゆかりのある大津市の観光を盛り上げようと、紫色にラッピングされた特別電車の運行が20日から始まりました。

この特別電車は、京阪電鉄が運行する2両編成で、車体の一部が紫色にラッピングされています。
20日は、京都市山科区にある京阪京津線の四宮駅で出発式が行われ、関係者が運行開始を祝いました。
車体には「紫式部が現代の大津を旅したら」というテーマで▼電車に乗った姿や▼びわ湖の遊覧船を背景に記念撮影する姿などがイラストで描かれています。
また、車内のつり輪も紫色になっています。
20日は最初の運行にかぎり、平安時代の貴族たちが大津市の石山寺へ参拝した「石山詣」になぞらえて、ふだんは直通していない四宮駅から石山寺駅までの区間を電車が走りました。
沿線には、写真に収めようという人たちの姿も見られました。
京阪電鉄大津営業部の石田純一さんは「全国から、そして海外の人も含めて大津に来てもらい、魅力を知ってほしいです」と話していました。
特別電車は当分の間、大津市を走る京阪石山坂本線の石山寺駅と坂本比叡山口駅の間で運行されます。