近江八幡 フリースクールが「かかりつけ居場所」開設へ

近江八幡市でフリースクールを運営するNPO法人が、「かかりつけ居場所」という地域の子どもや大人が安心して過ごせる夜間の居場所を開設することになり、運営費用をクラウドファンディングで募っています。

NPO法人「since(シンス)」は、近江八幡市で週5日、日中の時間帯に不登校の子どもなどを対象に勉強を教えたり、自然体験をしたりするフリースクールを行っていて、これまで月に2回ほど午後4時から午後8時までの夜間も施設を開いて、子どもの居場所作りに取り組んできました。
来月(5月)からは夜間の開設を週に1日に増やし、「かかりつけ居場所」として誰でも無料で利用できるようにしようと、クラウドファンディングで寄付の募集を始めました。
「かかりつけ居場所」は居場所がないと感じる子どもや大人が“かかりつけ医”のように困ったときに利用できる場所で、ともに作った夕食を食べたり、働く人の話を聞いて仕事の魅力を学んだりすることができるということです。
NPO法人「Since」の麻生知宏代表理事は「さまざまな立場の人のよりどころになる居場所にしていきたい」と話しています。
クライドファンディングは250万円を目標に、今月(4月)30日まで受け付けています。