お手柄!不明女性を発見した嘱託警察犬を表彰 彦根

先月(3月)、彦根市内で行方がわからなくなった高齢の女性を無事発見した嘱託警察犬とトレーナーなどが、17日、警察から表彰されました。

表彰されたのは、3年前(2021年)から滋賀県警察本部の嘱託警察犬として活動する11歳のメスのプードル、「ビューティシャン号」とトレーナーの小谷優理さん、それに飼い主の大橋進さんです。
彦根警察署の和田之宏 署長が、「ビューティシャン号」に犬用のおもちゃを、小谷さんと大橋さんに感謝状を贈りました。
「ビューティシャン号」と小谷さんは先月、彦根市内で80代の女性の行方がわからなくなっているという連絡を受け、翌日、捜索に参加しました。
そして、この女性の自宅からにおいをたよりに出発し、わずか30分後に、およそ200メートル離れた空き地で座り込んでいた女性を無事、発見したということです。
小谷さんは「長年、訓練をしてきましたが、捜索の役に立ててとてもうれしいです」と話していました。
また、飼い主の大橋さんは「もう年なので引退させようと思っていて、これが最後のお手柄でした。今後はいろいろなところに連れて行ってあげたい」と話していました。
滋賀県警察本部によりますと、昨年度(令和5年度)に県内の嘱託警察犬が行方不明者を発見したケースは、今回を含めて2件あったということです。