国民スポーツ大会への問題提起 三日月知事「共感」示す

国体=国民体育大会から名称を変えた国民スポーツ大会の開催に、一部の知事から財政負担の重さなどを理由に見直しを求める声が出ていることについて、三日月知事は会見で「問題提起については共感する」と述べ、大会のあり方について意見を交わしたいという考えを示しました。

都道府県が持ち回りで開催している国民スポーツ大会をめぐっては、全国知事会の会長を務める宮城県の村井知事が今月(4月)の会見で「財政的な負担が大きい」などとして現在の開催方法を見直すべきだという考えを示し、ほかの知事からもさまざまな意見が出ています。
三日月知事は16日の会見で、国民スポーツ大会が来年(令和7年)、滋賀県を舞台に開催されることについて「みんなで力を合わせて準備し、おもてなしをし、思い出に残ってこれからの滋賀につながる大会にしたい」と述べました。
そのうえで「それぞれの自治体に過大な負担が出ることに理解が十分得られるのかという問題提起については共感するところだ。将来のためにみんなで議論して考えていきたい」と述べ、全国知事会などの場で大会のあり方について意見を交わしたいという考えを示しました。