高島市に新たに円形の交差点 通行する際の注意呼びかけ

高島市に信号機のない円形の交差点「ラウンドアバウト」が新しく設置され、警察官がドライバーなどに通行する際の注意を呼びかけました。

「ラウンドアバウト」は、信号機のない円形の交差点で、すべての車が時計回りに進むことから対向車と衝突する危険がなく、重大な交通事故を防止できるとされています。
今月1日から高島市安曇川町で県内で8番目となるラウンドアバウトの運用が始まり、12日は警察官2人が交差点に立って1台ずつ車を止め、ドライバーに注意を呼びかけました。
警察官は交差点に入るときは方向指示器を出す必要がないものの、出るときには左の方向指示器を出して左折することや、歩行者がいる場合は一時停止することなどについてドライバーに呼びかけていました。
また、地元のボランティアとともに、小学生に交差点に入る車と出る車の両方に注意して道路を渡るよう伝えていました。
車で通行した50代の女性は「最初は戸惑いましたが、看板が立っていたのでそれを見て通りました」と話していました。
高島警察署の藤原健交通課長は「ラウンドアバウトを出る時は、必ず左の指示器をだすこと、入る時は必ず徐行すること、一番には、歩行者がいるときは必ず手前で一時停止することを守ってほしい」と話していました。
滋賀県によりますとラウンドアバウトは県内では8か所に設置されていて、今後も増える見込みだということです。