守山市の中学校“クラス替えやり直し”1週間遅れ新たなクラス

守山市の中学校で、3年生に新年度のクラス替えをいったん伝えたあと、「人間関係の問題」を保護者から指摘され、新たなクラスが決まらない事態となっていた問題で、12日に1週間遅れで改めてやり直したクラス編成が周知されました。

守山市教育委員会によりますと、市立守山南中学校では3年生になった11クラス、381人のクラス替えの内容を今月5日に生徒たちに伝えましたが、人間関係に問題を抱える生徒同士が同じクラスになっていたことが保護者からの指摘でわかったということです。
このため中学校は3年生のクラス替え全体をやり直すことを決め、始業式があった8日は3年生を臨時休校としたほか、11日まで2年生の時のクラス編成で授業を受けるなどしてきました。
中学校では12日に改めてやり直したクラス編成が決まり、1週間遅れで生徒たちに周知されました。
市教育委員会によりますと人間関係に問題を抱える生徒同士は別々のクラスにしたうえで、ほかにも配慮が必要な生徒のクラス編成を見直し、学校にカウンセラーを派遣して子どもたちの相談に応じているということです。
守山市教育委員会は「子どもたちに迷惑をかけて申し訳ない。なぜこのようなことが起こったのか原因究明を行い、再発防止に努めるとともに、子どもたちが安心して学校で過ごせるように配慮していきたい」としています。