近江八幡市が新サービス おむつを配達し見守り活動も

近江八幡市は、幼い子どもを育てている世帯を支援するため、おむつを無償で配達し家庭の見守り活動も行う「おむつおとどけ みまもり便」というサービスを始めました。

近江八幡市が11日から始めた「おむつおとどけ みまもり便」は、1歳までの赤ちゃんを育てている世帯に無償でおむつを届けるとともに、配達にあわせて家庭に変わった点がないか見守り活動も行います。
11日は市役所の前で出発式が行われ、小西理 市長が「少子高齢化が進むなか、子育ての悩みを誰に相談したらいいのかわからないという声も聞くので、このサービスが役立つことを期待したい」とあいさつしました。
このあと、業務を受託した「コープしが」の配達員がおむつを受け取り、車に載せて出発しました。
配達員には子育て経験のある人が選ばれ、申請があった世帯に月に1回、おむつを届けることになっていて、配達の際に親などに声をかけ、変わった点があったり相談を受けたりした場合は市の担当者に伝えます。
市によりますと、すでにおよそ570世帯が利用を申し込んでいるということです。
近江八幡市こども家庭センターの谷口茂樹センター長は「子育て世帯の家族は孤立しやすい状況にあるので、おむつの配達を通して家族の困りごとを把握し、孤立を防いでいきたい」と話していました。