投資詐欺で1億円被害 野洲の男性がアプリを通じて

野洲市の70代の男性が、メッセージアプリを通じて投資話を持ちかけられ、あわせて1億40万円をだまし取られました。
県内ではSNSによる投資の勧誘をきっかけにした詐欺の被害が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、去年12月、野洲市の70代の男性が、メッセージアプリを通じて大手証券会社のマネージャーを名乗る人物とやりとりをするようになり、その後、この人物から投資を学んでいるというアプリのグループに誘われました。
男性が参加すると、グループのメンバーをかたる複数の人物から「投資家の著名人と市場の傾向を分析・予測した。リスクを最小限に抑え利益を最大に引きあげることができる」などと投資話をもちかけられたということです。
ことし1月になって男性が指定された口座に入金したところ、アプリ上に利益が表示されたことから話を信じ、ことし3月上旬まで23回にわたってあわせて1億40万円を入金したということです。
その後、男性が「これ以上の入金はできない」とグループのメンバーに伝えると「家を売るなどしてもっと資金を増やして」と言われたことから不審に思い、被害に気づいたということです。
警察が投資詐欺事件として捜査しています。
県内ではSNSによる投資の勧誘をきっかけにした詐欺の被害が相次いでいて、警察は、SNSによる投資を行っている人はだまされていないか、いま一度確認してほしいと呼びかけています。