地図アプリで目星つけ盗み繰り返した疑い ベトナム人3人送検

地図アプリを悪用して人気のない空き家に目星をつけた上で侵入し、滋賀県内のほか近畿や中部、四国などあわせて9つの県で盗みを繰り返していた疑いがあるとして、警察はベトナム人3人について39件の犯行を裏付けて捜査を終了しました。

警察によりますとベトナム国籍のグエン・ヴァン・ハイ被告(30)ら、いずれもベトナム国籍の3人は去年6月ごろ長浜市の住宅に侵入し、現金などを盗んだとして逮捕・起訴されました。
その後の調べで、3人は岐阜県や長野県、それに香川県などあわせて9つの県の住宅や空き家などで39件の盗みを繰り返していた疑いがあることがわかりました。
被害額はおよそ1050万円にのぼるということです。
3人は盗みに入る前に地図情報サービス「グーグルマップ」の「ストリートビュー」と呼ばれる機能で、雑草が生えて庭が荒れていたり、雨戸が閉まったままになっていたりする人気のない空き家に目星をつけ、犯行を繰り返していたということです。
警察は3月までに39件の犯行を裏付け、一連の捜査を終結したと発表しました。
警察の調べに対し、3人はいずれも容疑を認めていて、盗んだ貴金属などをSNSを通じてベトナム人に転売し、得た金は生活費に充てていたとみられるということです。