彦根 ”生でもおいしい” 春の味覚 アスパラガス収穫最盛期

春の味覚として人気のあるアスパラガスの収穫が彦根市で最盛期を迎えています。

彦根市はかつてアスパラガスの全国有数の産地でしたが、生産農家の高齢化などでいまでは市内でわずか3軒まで減っています。
地元の生産組合では産地の復活を目指して有機栽培にこだわった「ひこね夢アスパラ」と名付けたアスパラガスを栽培していて、現在、収穫の最盛期を迎えています。
このうち、3年前から栽培を始めた竹内茂樹さんの農業用ハウスでは、グリーンアスパラガスが30センチほどの高さに育ち、竹内さんが1本1本、はさみで丁寧に収穫していました。
「ひこね夢アスパラ」は太くて甘いのが特徴で、竹内さんによりますと、ことしは収穫前に雨が多く気温が低い日が続いたため収穫は1週間ほど遅れましたが、例年通り、みずみずしく糖度の高いアスパラガスができたということです。
竹内さんは「有機栽培を主体に育てているので手間がかかりますが、その分いいアスパラが育ってくれました。ゆでても、野菜炒めにしてもおいしいので、ぜひ多くの人に食べてほしい」と話していました。
春のアスパラガスの収穫は来月(5月)中旬まで続き、彦根市や愛荘町にあるJAの直売所で販売されるということです。