小林製薬「紅麹」 滋賀県内で４人に健康被害 県が発表

小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人たちが腎臓の病気などを発症した問題で、滋賀県内でも４人が健康被害を受けたことがわかりました。

滋賀県は２９日夕方、緊急の記者会見を開き、２９日正午すぎまでに小林製薬が販売した健康食品との関連が疑われる健康被害が県内の４人から確認されたと発表しました。
４人のうち３人は、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」というサプリメントを摂取していたということです。
このうち５０代の女性は、このサプリメントを去年４月からことし１月にかけて摂取し、けん怠感や吐き気などの症状が出て一時、入院しましたが、現在は退院し、通院して治療しているということです。
また、２月から摂取し始めた４０代の男性は、指に痛みを感じたり、力が入らなくなったりする症状が出ているということです。
県生活衛生課は「『紅麹』の成分を含む健康食品を摂取して少しでも健康被害の不安を感じたらまず医療機関を受診し、保健所に相談してほしい」と話していました。