米原の寺で三重の塔の修復終わりライトアップ 京極氏の菩提寺

鎌倉時代から江戸時代にかけて活躍した京極氏の菩提寺として知られる米原市の寺で、三重の塔の修復が終わったことを記念して28日夜からライトアップが始まりました。

米原市にある徳源院は鎌倉時代後期から江戸時代末期にかけて活躍した京極氏の菩提寺として知られています。
境内には、京極氏の先祖の墓の供養塔として江戸時代に建てられた三重の塔があり、28日夜からライトアップが始まるのを前に、27日夜に内覧会が開かれました。
三重の塔はおよそ50年前に1度修復されましたが、その後、薄い板を並べた「こけらぶき」の屋根が剥がれ落ちるなど老朽化が進み、寺はクラウドファンディングで資金を集めるなどして、去年6月から修復が行われてきたということです。
高さが15.5メートルある三重の塔は、屋根のふき替えが行われたほか、塔内部の部材の交換が行われたということです。
徳源院の山口光秀住職は「たくさんの方が修復に理解と協力をしてくれてとてもありがたい。ぜひ多くの方に見てもらいたい」と話していました。
徳源院のライトアップは28日から4月7日の午後6時半から8時半まで行われます。