ひな人形をユーモラスに変身させた「福よせ雛」を展示 東近江

東近江市で、「福よせ雛(ひな)」と呼ばれるユニークでクスッと笑えるひな人形の展覧会が開かれています。

東近江市の大凧(おおだこ)会館では毎年、家庭で飾られなくなったひな人形をさまざまな姿に変身させた「福よせ雛」を展示しています。
館内には、日常生活のひとこまや今の世相を表現した福よせ雛およそ500体が飾られ、会館の入り口ではトランペットやフルート、ギターなどを手にした「福よせ雛」のオーケストラが来館者を迎えます。
このうち、今年新たに設けられた「国民スポーツ大会」と「全国障害者スポーツ大会」のコーナーでは、人形たちが東近江市が会場となるサッカーとカヌーを競技する様子が生き生きと表現されています。
また、東近江市が発祥とされる「飛び出し坊や」をまねた人形や、大だこを揚げる人形など、ご当地ならではの「福よせ雛」も並んでいます。
訪れた人たちは細かい演出や小物の細工に感心ながら見入っていました。
東近江大凧会館の鳥居勝久館長は「クスッと笑っていただけるような作品がたくさん並んでいます。笑って福をもらえると思うので、ぜひお越しいただきたいです」と話していました。
この催しは来月(4月)14日まで開かれています。