県内最古の私設図書館「江北図書館」がリニューアル 長浜

明治時代に設立された長浜市木之本町にある県内最古の私設図書館、「江北図書館」のリニューアル工事が終了し、25日、内覧会が開かれました。

江北図書館は、122年前の明治35年に設立された私設図書館で、およそ4万5000冊の蔵書があり、現在も利用されています。
国の登録有形文化財に登録されている現在の建物は、築86年が経過し老朽化が進んでいたため、クラウドファンディングで集まった資金などを活用して去年11月から外壁や床、それに柱などを修繕する緊急の工事が行われ、25日修繕を終えた内部の様子が公開されました。
また、図書館のすぐ隣には広さ40平方メートルほどの平屋建ての新館が新たに建設されました。
中には地元のパン販売店が運営するカフェが設けられていて、コーヒーやパンを楽しみながら図書館の本を読むことができるようになっています。
江北図書館の岩根卓弘 理事長は「老若男女誰でも利用できるコミュニティスペースとして活用していただければと思います。今後は図書館本館の耐震工事なども進めたい」と話していました。