春のお彼岸に厳しい寒の戻り 県内各地で雪景色

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、春のお彼岸を迎えたというのに、20日は強い風、そして21日にかけては雪が降り、厳しい「寒の戻り」となりました。

彦根市では21日朝、2センチの積雪を観測しました。彦根市に住む防災士の浅井華代さんが、朝6時ごろ、自宅の庭で撮影した映像では、雪が白く庭を覆っていて、地面から顔をのぞかせている「つくし」にも雪が積もっている様子が確認できます。
撮影した浅井華代さんは「ことしは暖冬といわれますが、春の彼岸の時期にも雪が降って、まだ寒い日が続いています」と話していました。
また、防災士の浅井久之さんが、21日朝7時ごろ彦根駅の近くで撮影した映像では、線路が雪に覆われ、駅の近くの駐車場に止められた車の上にも雪が積もっている様子が確認できます。
撮影した浅井久之さんは「きのうは春分の日でしたが、けさは雪で視界も悪く冬に逆戻りしたようです」と話していました。

大津市でも、朝になると目の前に雪景色が広がりました。大津市の積雪は、21日未明に1センチでした。
昼前には時折、大粒の雪が降り、一時、視界が悪くなるほどでした。
22日の県内は、次第に高気圧に覆われて天気が回復する見通しです。