SNSきっかけに暗号資産の投資詐欺か 約5700万円の被害

草津市の男性が、SNSを通じて知り合った人物から暗号資産の投資話を持ちかけられ、およそ5700万円をだましとられました。
警察は、県内で同様の手口による被害が相次いでいるとして、注意を呼びかけています。

警察によりますと、ことし1月、草津市の60代の男性が、女性と名乗る人物とSNSを通じて知り合い、「暗号資産の売買でもうけることができる」などと持ちかけられました。
男性は、相手から紹介されたアプリで暗号資産の投資を始め、指定された口座に金を振り込んだところ、利益が出ていると表示され、今月(3月)中旬までに投資の資金や手数料の名目で、あわせて16回にわたりおよそ5700万円を振り込んだということです。
その後、手数料を支払っても利益などを引き出せないことを不審に思った男性が知人に相談して、被害に気付いたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、県内で同様の手口による被害が相次いでいることから、SNSを通じて知り合った人物から持ちかけられた投資話はすべて詐欺だとして、絶対に応じないよう注意を呼びかけています。