東近江 障害者スポーツ大会に向けグランドソフトボールを学ぶ

視覚障害者の野球とも言われるグランドソフトボールについて広く知ってもらおうという催しが9日、東近江市で開かれました。

この催しは、来年秋に滋賀県で開催される全国障害者スポーツ大会でグランドソフトボールの会場となる東近江市で行われ、およそ60人の市民が競技について学びました。
グランドソフトボールは、目の不自由な選手が地面を転がるボールの音や手をたたく音を頼りにプレーする競技です。
参加した人たちは、ボールをバットで打って進塁する野球に似たルールになっている一方で、1チーム10人で対戦することや、一部の選手は「アイシェード」と呼ばれる競技用の目隠しをつけるなど独自の決まりがあることを学びました。
また、実際に「アイシェード」を装着したり、ハンドボールほどの大きさの公式球の感触を確かめたりしながら、理解を深めていました。
東近江市スポーツ推進委員の田中雅彦さんは「この競技に興味を持ってもらえる取り組みを考えていきたいです。まずは自分が体験したくなりました」と話していました。
催しを主催した「全日本グランドソフトボール連盟」の大橋博 顧問は「視覚障害者やグランドソフトボールのことを知ってもらえたと思います。全国障害者スポーツ大会の成功を目指して競技を盛り上げていきたいです」と話していました。