草津の中学生 地震で集団避難の輪島の中学生に文房具贈る

滋賀県草津市の中学生たちが、能登半島地震で被災し集団避難をしている輪島市の中学生たちに文房具を贈りました。

草津市の高穂中学校では、先月(2月)、能登半島地震で被災し、石川県内の別の自治体に集団で避難している中学生を支援しようと、生徒会が文房具の寄付を呼びかけました。
その結果、生徒や地域の人たちなどから鉛筆やペン、消しゴムやノートなど合わせておよそ900点が集まり、4日、荷物の発送作業が行われました。
生徒の代表が、「私たちにできることは限られているかもしれないが、1日でも早く被災される前の日常を取り戻すことを願って、文房具を贈ります」とあいさつしたあと、文房具が詰まった段ボール1箱を配送業者に手渡しました。
2年生の稲山凌佑さんは「同じ中学生として、僕たちにできることはないかと考え、被災した中学生に文房具を贈ることになりうれしいです」と話していました。
生徒会担当の教員の福井貴瑛さんは「校内だけでなく、地域の方々の思いが石川の方にも届けばいいなと思う。被災地の子どもたちには自分の好きなものを選んで、勉強などに役立ててもらいたい」と話していました。
文房具は、輪島市教育委員会を通じて中学生に届けられる予定だということです。