野洲の菅原神社で無病息災など願う「火渡り神事」

煙がくすぶる護摩木(ごまぎ)の燃えがらの上を素足で歩き、無病息災などを願う「火渡り神事」が滋賀県野洲市の神社で行われました。

菅原道真をまつる野洲市の菅原神社では、毎年、命日にあたる2月25日に「火渡り神事」を行っています。
25日はあいにくの雨となりましたが、無病息災や家内安全などの願い事が書かれた1200本あまりの護摩木に火がつけられると、勢いよく燃え上がりました。
そして、煙がくすぶる護摩木の燃えがらが地面に広げられ、まず、宮司がその上をおよそ2メートルにわたって素足で歩きました。
続いて、参拝に訪れたおよそ30人も素足で歩いて渡りました。
燃えがらの上を歩いた足の形を家に飾ると願い事がかなうとされ、渡り終えた人たちは、足の裏に墨をつけて形をとっていました。
野洲市の40代の女性は「初めて参加し、もっと熱いのかと思っていましたが、集中していたら、そうでもなかったです。最近、家族が病気がちだったので、『よくなるように』と願いながら渡りました」と話していました。