毎年越冬のオオワシまもなく北へ 別れ惜しむ野鳥ファン 長浜

冬を越すために滋賀県長浜市に飛来している雌のオオワシがまもなく繁殖地に向かうのを前に、連日、熱心な野鳥ファンが訪れています。

このオオワシは、長浜市の山本山に飛来することから、地元で「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれていて、これまで26年連続で長浜市に飛来しています。
オオワシは例年、2月下旬までびわ湖で魚などを取りながら過ごしていて、間もなく、繁殖地があるロシアのオホーツク海沿岸に向かうとみられています。
その前に一目見ようと、この時期、熱心な野鳥ファンなどが山本山の周辺を訪れていて、21日朝も、集まった人がカメラを構える中、オオワシは木にとまって毛づくろいをする姿をみせていました。
愛知県から訪れた男性は「オオワシがびわ湖で狩りをするところを撮りたくて待ってます。なかなかよい写真を撮らせてくれませんが、だからこそやめられません」と話していました。
長年、オオワシの観察を続けている湖北野鳥センターの植田潤所長は「四半世紀以上にわたりこの地域を愛してくれていて非常にありがたいです。今週末ごろまで見られると思います」と話していました。