「しが割」未利用分原資に約9万6千人分追加発行 抽せんへ

物価高騰の影響を受ける飲食店などを支援しようと県が発行する割引クーポン「しが割」について、県はこれまで利用されなかった分を原資として新たにおよそ9万6千人分のクーポンを発行することを決め、21日から抽せんの申し込みを始めます。

これは20日に行われた定例会見で三日月知事が明らかにしました。
「しが割」は物価高騰で苦しむ飲食店などを支援しようと、県がLINEを通じて割引クーポンを発行する仕組みで、去年(令和5年)11月からことし2月18日まで、第3弾が行われていました。
第3弾には6521の店が参加し、18億円あまりが割引利用されましたが、県は用意していた予算のうち利用されなかった分を原資として新たにおよそ9万6千人分のクーポンを発行することを決めました。
割引率は最大30%で、購入額1000円ごとに利用できる300円の割引クーポンが10枚1セットで発行されるのはこれまでと変わりませんが、今回は利用できる期間が1週間とこれまでよりも短くなります。
▼抽せんの申し込みは2月21日から25日までで、▼27日に結果が発表され、▼28日から来月(3月)5日まで割引クーポンが利用できます。
三日月知事は「今回の最終クールは利用できる期間は短めだが、当選した方は期間内に使い切ってもらいたい」と話していました。