石川に派遣の滋賀県警の警察官「被災者に寄り添う活動が大切」

能登半島地震の被災地に派遣され行方不明者の捜索などにあたった県警察本部の警察官が16日、報道機関の取材に応じ、「被災者に寄り添った活動が大切だと感じた」などと語りました。

県警察本部からはこれまでにのべ128人の警察官が被災地に派遣され、16日、5人の警察官が取材に応じました。
このうち、石川県珠洲市の土砂災害現場で行方不明者の捜索にあたった機動隊の三上晃 小隊長は、重機で取り除いた土砂の中をスコップを使って捜索にあたったと話し、地震から1か月近くたった先月28日に、行方不明だった男性1人が遺体で見つかったということです。
また、住民が避難して空き家となっている住宅も多い石川県志賀町でパトロールにあたった県警察本部地域課の入江誠児 警部補は「制服の警察官やパトカーが地域をまわるだけでも住民に与える安心感は大きく、被災者に寄り添った活動が大切だと感じた」と話していました。
県警察本部では被災地への警察官の派遣を当面、継続することにしています。