木材や木製品の良さを広める「木育サミット」

木材や木を使った製品のよさを広めようと、13日、びわ湖に浮かぶ船の上で「木育(もくいく)サミット」が開かれました。

このサミットは、木とふれあう木育活動を広めようと取り組んでいるNPOが、毎年開いている催しで、ことしは、びわ湖上に浮かぶ大型客船の中で開かれました。
サミットには一般の市民などおよそ130人が参加し、滋賀県の三日月知事や林野庁の青山豊久長官などがパネリストとなって、森林資源を活用するための課題などを話し合いました。
このなかで青山長官は、「環境を守るためにも林業に従事している人たちの経済を回していくことが重要だ。若い世代に木造の家を勧めるなど木材のよさをもっと広めたい」と話していました。
また、甲賀市の岩永市長は、市内で生まれた赤ちゃんに地元の木で作ったおもちゃをプレゼントする市の取り組みを紹介していました。
会場には、県内の企業が製作した木のおもちゃや木育のための製品なども展示され、サミットのあと三日月知事は、「サミットで出された木育のためのさまざまな事例を県内で広めていけるように努めたい」と話していました。