ダイハツ滋賀工場 稼働停止続行で県が対策本部会議

滋賀県竜王町にあるダイハツ工業滋賀工場が少なくとも３月１日まで稼働停止することになったことを受けて、滋賀県は、７日、２度目の対策会議を開き、関係機関と緊密に連携し、関連企業の資金繰りなどを支援していく方針を確認しました。

去年１２月下旬から稼働を停止しているダイハツ工業滋賀工場は、主力車種の「タント」などを生産している工場で、ダイハツ工業は、来月１日まで稼働を停止すると発表し、再開のめどはたっていません。
これを受けて滋賀県は、７日、三日月知事を本部長とした２度目の対策本部会議を開きました。
この中では、雇用に関する助成金や休業補償などに関する相談が先月（１月）末までに１４３件寄せられたことや、滋賀労働局が関連企業に派遣労働者の雇用を維持するよう要請したことなどが報告されました。
そして今後も、関係機関と緊密に連携して、資金繰りの支援や雇用の維持、それに、きめ細かい相談対応にあたり、対応していくことを確認しました。
会議の中で三日月知事は「稼働停止の長期化に伴う不安から、相談が今後も増えてくる可能性がある。関係機関と連携し、しっかりと対応していきたい」と話していました。