滋賀県 肥満傾向の子ども ほとんどの学年で全国平均下回る

滋賀県の肥満傾向の子どもの割合は、昨年度(令和4年度)、男女ともにほとんどの学年で全国平均を下回ったことが文部科学省の調査でわかりました。

文部科学省は全国の国公私立の幼稚園や小中学校、それに高校の健康診断の結果を一部抽出して発育状況などを調査しています。
それによりますと、滋賀県では昨年度、肥満傾向の子どもの割合が、▽男子では高校2年生が6.7%と全国で最も低くなるなど、すべての学年で全国平均を下回りました。
▽女子では5歳と小学4年生、6年生を除くすべての学年で全国平均を下回りました。
全国的には肥満傾向の子どもの割合は、昨年度、小中学生の多くの学年で最も高くなっていて、文部科学省は新型コロナの影響による運動量の減少などが要因にあるとみていますが、滋賀県の子どもは肥満傾向の出現率が低くなっています。
県教育委員会保健体育課は「新型コロナの影響で活動が制限される中でも滋賀県の子どもは比較的、運動できているのではないか。子どもたちに継続した運動習慣を身につけてもらう取り組みを進めていきたい」としています。