大津市長選 現職の佐藤健司氏が再選

現職と新人の2人による争いとなった大津市長選挙は、現職の佐藤健司氏が、2回目の当選を果たしました。

大津市長選挙の開票結果です。
▽佐藤健司、無所属・現。当選。5万4970票。
▽成田政隆、無所属・新。4万7122票。
自民・公明両党の地方組織と日本維新の会の市議会会派が支援した、現職の佐藤氏が、新人で元滋賀県議会議員の成田氏を抑え、2回目の当選を果たしました。
佐藤氏は50歳。
NHKの記者を経て、大津市議会議員や滋賀県議会議員を務めたあと、前回・4年前の市長選挙で初当選しました。
今回の選挙で佐藤氏は、▽災害に強いまちづくりや、▽子育てしやすい環境の整備、それに、▽物価高騰対策に取り組むなどと訴えました。
そして、支援を受けた自民・公明両党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層などからも支持を集めました。
佐藤氏は、「1期4年間の取り組みを、一定、評価いただいたものだと思う。ここからまちの元気を取り戻していくとともに、ポストコロナ社会で顕在化したさまざまな課題に取り組みながら、物価高という困難に対しても、暮らしを守る取り組みを進めていく」と述べました。
投票率は、36.61%で、前回・4年前の選挙より3.16ポイント低下し、過去最低だった平成8年の選挙に次いで過去2番目に低くなりました。