新名神 大津ー城陽間の工事難航 “来年度中の開通は困難に”

来年度中の開通を目指していた新名神高速道路の大津市から京都府城陽市までの区間の工事が難航しているとして、NEXCO西日本は「来年度中の開通が困難になった」と発表しました。

新名神高速道路は、名神高速道路や京滋バイパスの渋滞を緩和するため、大津市に設けられる、大津ジャンクション(仮称)と京都府城陽市の城陽ジャンクション・インターチェンジの間、25.1キロの区間で9年前の2015年から建設が進められています。
この区間について、NEXCO西日本は、来年度中に開通したいとしていましたが、17日、「来年度中の開通が困難になった」と発表しました。
その理由について、NEXCO西日本は、大津市内の橋を建設する現場で、硬い岩が見つかり、破砕する工事に時間がかかるほか、京都府内で地盤改良が必要な範囲が大幅に広がったためだとしています。
そのうえで、今後、工程を精査したうえで、開通時期を改めて示したいとしています。
NEXCO西日本は「工事の安全を確保しながら1日も早い開通を目指して事業を進めます」とコメントしています。