県立病院の50代男性職員 セクハラ行為で「停職3か月」処分

県立病院に勤める50代の男性職員が、部下の女性に対し頭をなでるなどセクハラ行為をおよそ半年にわたって行ったとして、県は9日付けでこの職員を「停職3か月」の懲戒処分にしました。

県によりますと、県立病院に勤務する50代の参事級の男性事務職員は、おととし(令和4年)11月ごろから去年4月にかけて、部下で20代の女性職員に対し、頭をなでたり脇腹をつついたりする行為や、「かわいい顔している」「体が細い」などといった発言による、あわせて8回のセクハラ行為を行ったということです。
女性職員は心身の不調を訴えて、去年5月から休職しています。
県の聞き取りに対し、男性職員は「自分なりのスキンシップだと思っていた。多大な精神的苦痛を与えてしまい猛省している」と話したということです。
県は「地方公務員としてふさわしくない行為だ」などとして9日付けで「停職3か月」の懲戒処分にしました。
会見した県病院事業庁経営管理課の三井利起 課長は「県立病院の信頼を大きく損なうもので、重く受け止めている。県民のみなさまに深くおわびするとともに研修の実施などによってハラスメントの再発防止に努める」と述べました。