大津 三井寺で「寒中説法」僧りょが1年の心構えを話す

大津市にある古刹、三井寺で、僧りょがことし1年の心構えを話す「寒中説法」が行われました。

「寒中説法」は三井寺で毎年1月8日に行われている新春恒例の行事です。
まず、寺の金堂で「仁王会」と呼ばれる法要が行われ、10人の僧りょが堂内に読経を響かせながら本尊の前を時計回りに3周し、ことし1年の平和などを祈りました。
このあと寺の事務所で、およそ30人の参拝者を前に僧りょが説法を行い、「年明けから能登半島地震や航空機事故がありましたが、少しでも心を静かに過ごせる時間にしてください」と述べたうえで、国家の安全について書かれた仏教の経典を説明しました。
参加した大津市の60代の男性は「元日から能登半島の地震などがあって怖いなと思いました。和やかで落ち着いた1年になってほしいです」と話していました。