紫式部ゆかりの大津市・宇治市・越前市が共同でホームページ

今月7日から放送される大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部にゆかりのある大津市と京都府宇治市、それに福井県越前市が共同でホームページを立ち上げ、観光客の誘致に乗り出しました。

大津市と京都府宇治市、それに福井県越前市の3つの市は、いずれも紫式部ゆかりの場所として知られていて、今月から紫式部を主人公にした大河ドラマ、「光る君へ」の放送が始まるのを前に、共同で立ち上げたホームページの公開が始まりました。
それぞれ、紫式部との関わりや関連する施設や史跡などを紹介していて、「源氏物語」の「宇治十帖」と呼ばれる部分で舞台になった宇治市は、平安時代に創建された世界遺産の平等院や宇治上神社などを取り上げています。
このうち、宇治橋は橋の上から見渡す上流の風景が平安時代と大きく変わらないことが説明されています。
また、紫式部が父の赴任に伴って1年あまりを過ごした福井県越前市や、「源氏物語」の構想を練ったと伝わる石山寺がある大津市も、史跡の紹介のほか、それぞれの自治体が運営するドラマ館やドラマに関連した展示会をPRしています。
宇治市観光振興課は「大河ドラマに興味を持った方がこのホームページで3市にそれぞれ、ゆかりの場所があることを知ってもらい、観光客の誘致につながればうれしいです」と話していました。