陶芸家の神山清子さん(87)死去 信楽焼の魅力を発信

信楽焼の魅力を発信する女性陶芸家の草分け的存在で、NHKの連続テレビ小説「スカーレット」の主人公のモデルとされる甲賀市の神山清子さんが今月(12月)22日に亡くなりました。
87歳でした。

神山清子さんは長崎県佐世保市の出身で、17歳のころに甲賀市で信楽焼を学びはじめました。
40歳のころに本格的に作家活動を始め、釉薬ではなく松や栗の木を使い2週間ほどかけて焼き上げる鎌倉時代からの伝統的な方法で、力強い造形の花瓶やつぼなどを世に出して高い評価を受けました。
女性陶芸家の草分け的存在として活躍し、NHKの連続テレビ小説「スカーレット」の主人公のモデルになったとされています。
甲賀市によりますと、神山さんは今月(12月)22日に87歳で亡くなりました。
三日月知事は26日の会見で「精力的に創作活動を続けてこられた、尊敬する陶芸家です。謹んでお悔やみ申し上げたい」と述べました。