「ガザ地区」停戦後の復興支援へNGOを設立 守山

イスラエル軍はパレスチナのガザ地区南部のハンユニスなどで攻撃を続け、民間人の犠牲に歯止めがかからない状況となっています。
こうした中、守山市の女性が、停戦後の復興を支援するために団体を立ち上げました。

団体を立ち上げたのは、守山市の北村記世実さんです。
北村さんは6年前(2017年)から、国連のプロジェクトを通じてガザ地区の女性たちが手作りした刺しゅう製品を輸入・販売し、売り上げで現地の人たちを支援してきましたが、現在、およそ300人いる作り手の女性たちの安全が確認できていないといいます。
こうした中、北村さんは、支援活動を強化するため、新たにNGO団体「Amal for Gaza」を設立し、14日、県庁で会見を開きました。
団体では、▼停戦後にガザ地区の女性たちが生活を立て直せるよう必要な物資を送ったり、▼ガザ地区への支援を呼びかけるため、刺しゅう製品の展示会などを開いたりするということです。
また、今月からは北村さんが運営する刺しゅうの販売サイトで、団体の活動のための寄付を募っていて、これまでに600人あまりから合わせておよそ200万円が寄せられたということです。
北村さんは、「イスラエル軍の攻撃が続くハンユニスの友人からは、水も食料もなく、非常に厳しい状況だと聞いている。ひとりでも多くの人にガザ地区へ心を寄せてもらえるように呼びかけたい」と話していました。