フリースクールの子どもがカレー販売で“働く楽しさ”近江八幡

フリースクールに通う子どもたちに働く楽しさを味わってもらおうという催しが、10日に近江八幡市で開かれました。

この取り組みは、近江八幡市などでフリースクールを運営しているNPO法人「Since」や、子ども食堂を運営する団体などが協力して開きました。
10日、近江八幡市内の商業施設の一角に、フリースクールに通う小学生と中学生、あわせて7人が集まり、キッチンカーでカレーを販売しました。
午前11時半に営業が始まると次々と客が訪れ、子どもたちは「型」を使ってカレーのご飯をよそったり、揚げたタマネギや漬物をトッピングしたりして、商品を提供していました。
また、客を呼び込もうと、「子どもキッチンカー」と書いた画用紙を通りかかった車に掲げてPRするなど、積極的に仕事に取り組んでいました。
参加した小学6年生の女子児童は「みんなと一緒に働くことができてめちゃくちゃ楽しかったです」と話していました。
また、中学1年生の男子生徒は「いろんな人と関わる接客ができて楽しかったです。社会の仕組みも知ることができたと思います」と話していました。
催しを企画したSinceの麻生知宏 代表理事は「いずれ社会に旅立つ子どもたちに、働くことは楽しいというイメージをもってもらい、笑顔で働く自分の姿を想像してもらえればと思います」と話していました。