たたみ20畳分 成人式で新成人があげる大だこ完成 東近江

東近江市の成人式で20歳を迎えた人たちがあげるたたみ20畳分の大だこが完成しました。

江戸時代から続く大だこ作りで知られる東近江市では、毎年、成人の日の前後に20歳の人たちを祝う大だこがあげられています。
ことしも、先月(11月)から今年度、市内で20歳を迎えた人たちが中心となって大だこづくりが行われ、1日、最後の仕上げとして、たこの裏におよそ100人分の「願い札」を張り付ける作業が行われました。
完成した大だこは、縦5メートル、横4.8メートルの大きさで、来年のえとの「たつ」にちなんで、星をつかんで向かい合う2頭の竜の下に朱色で「夢」という文字が描かれていて、「夢達(辰)成(星)」(ゆめたっせい)という意味が込められています。
大だこ作りに参加してきた岩井友音さんは「みんなと頑張ってきたので完成の日を迎えることができて感動しています。成人の日に無事に飛んでくれるように願っています」と話していました。
完成した大だこは今月29日から1週間、大津市のびわ湖大津プリンスホテルで展示されたあと、新年1月7日に成人式の会場近くのグラウンドで大空にあげる予定だということです。