国民民主党を離党の前原氏新党 県内選出の国会議員3人参加へ

国民民主党の前原代表代行が離党届を提出し、新党「教育無償化を実現する会」を結成することを表明しました。
新党には県内選出の3人の国会議員も幹部として加わることになりました。

国民民主党の前原代表代行は11月30日に記者会見を開き、党に離党届を提出し新党「教育無償化を実現する会」を結成して代表に就任することを明らかにしました。
会見には県内選出の国会議員3人も同席し、国民民主党から、▼元滋賀県知事の嘉田由紀子・参議院議員が副代表として、▼党滋賀県連代表の斎藤アレックス・衆議院議員が政務調査会長として新党に加わるということです。
また、▼ことし立憲民主党に離党届を提出し除籍処分になった、現在は無所属の徳永久志・衆議院議員も幹事長として参加するということです。
新党は、教育の無償化や奨学金の返済免除などを掲げ、政策が近い日本維新の会などと連携を模索するものとみられます。
嘉田氏は、「政権交代なしに日本の窮状は抜け出せない。少人数だが、これから仲間を増やしていきたい」と述べました。
これについて国民民主党滋賀県連の河井昭成幹事長は、「きのう、県連の幹事会にオンラインで出席した斎藤氏から離党の報告を受けた。これまで国、県、市の議員で連携できる体制だったが、それがなくなるのは残念だ」と話していました。
また、徳永氏はおととしの衆議院選挙では立憲民主党から立候補し、比例代表で復活当選していて、立憲民主党滋賀県連の今江政彦代表は、「新党が『日本維新の会』と連携していくのであれば、県連としては徳永氏と距離を置くことになる。各方面の動きを注視したい」とコメントしています。