びわ湖の水位低下 知事「影響調査の結果がまとまり次第周知」

びわ湖の水位がこの時期の平均を大きく下回り、県が2年ぶりとなる連絡調整会議を設置して影響の把握調査を始めたことについて、三日月知事は会見で、「調査の結果がとりまとめられ次第、県民に知らせていきたい」と述べました。

ことしは夏以降、雨が少ない影響でびわ湖の水位が低い状態が続いていて、27日の午前8時時点で基準となる水位からマイナス65センチと、例年のこの時期の平均を26センチほど下回りました。
県は27日に2年ぶりとなる「水位低下連絡調整会議」を庁内に設置し、びわ湖の環境や漁業、観光、県民生活などへの影響を調べることにしています。
これについて、三日月知事は会見で「影響調査の結果がとりまとめられ次第、県民に知らせていきたい」と述べました。
さらに三日月知事は「水位の低下が生態系や船舶の航行などに与える影響もないわけではない。できる対策をとっていくことが重要だ」としたうえで、「水を大切に使うという努力はできる。こういうことを呼びかけていきたい」と述べ、可能な範囲での節水への協力を求めました。